取締が強化されたことから、今では闇金業者はほとんどいなくなりました。

現代の闇金

2000年代に起こった大手消費者金融の違法な取り立て行為の行政処分とグレーゾーン撤廃による金利引き下げ、過払い金返還によって闇金は看板を出さない運営が主流になっていきます。
大手消費者金融はグレーゾーン金利撤廃による金利引き下げで審査を厳しくしたことや、借金依存者の増加によって闇金の需要が拡大する一方で、闇金は生活は一般の人から身近な物ではなくなっていきます。

 

 

多様化した闇金

現代は闇金を排除する国や行政、警察の取り組みを強化されて、闇金は表舞台で見かけることが少なくなりました。
そこで増えたのが、店舗以外で集客する業者です。
有名なのは090金融です。ほかにも違法質屋、クレジットカード現金化など表向けは闇金には見せない偽造業者が増加しました。
現代の闇金の業態を大きく分類すると次の3種類があります。

 

 

昔ながらの闇金

既存顧客や紹介によって、法外な金利かつ闇金融であることを理解した人へ貸付を行う

 

090金融

迷惑メールや電信柱への張り紙、一部のネット(ホームページではなくブログや掲示板への投稿など)で集客を行う

 

偽造業者

闇金ではなく、資金調達を目的にした他の業者やネームバリューのある大手を装って集客して法外な貸付へ誘導する

 

 

偽装業者の手口

クレジットカードの入ったお財布

代表事例として紹介したいのは、クレジットカード現金化業者です。
そもそもクレジットカード現金化はショッピング枠で決済をさせて、商品に対してキャッシュバックや買取によって現金を支払う資金調達をサポートする業者です。
貸金業の登録は不要で、貸付行為になりません。

 

決済額から振込額は減額されます。その割合は換金率として表示され、優良業者の相場は90%前後の換金率です。
分割払いを希望する場合はカード会社のリボ払いや分割払いを利用する仕組みで、現金化業者の手数料とカード会社への利息が二重で発生します。
グレーなサービスではありますが、消費者金融の審査に通らない人や、審査(職場への在籍確認)や契約の手間を嫌って利用する需要が高い流行の資金調達法です。

 

ヤミ金業者はクレジットカード現金化業者を装ってインターネットなどで集客します。
そして、クレジットカード現金化を使うと手数料などで実質換金率は70%ほどに落ちる。短期間で返せるなら貸付の方がお得などと言って勧誘してきます。
クレジットカード現金化を本業にする一部の悪質業者が70%前後の実質換金率で提供する事例はよくあります。

 

ほかにも、金利18%でブラックOKなど正規の貸金業者を装ったり、入口は正当な資金調達方法だと装って巧妙な手口で闇金の貸付へ誘導するのが偽装業者の特徴です。
2000年代後半に入ってからは無届出業者が「みずほ」や「三井住友」、「日本信販」などの商標で運営するケースも増えています。

 

もちろん、全て大手とは関係なく無断で名称を使っている詐欺業者で中身は闇金です。

冷静に考えれば見分けのつくことでも、お金に困った人は偽装詐欺業者に引っかかってしまう事例が多数あります。

 

 

撤退する闇金業者が増加

取り締まりの強化やインターネット上での情報充実によって巧妙化した手口でも集客できない闇金が増えています。
貸付をした結果、弁護士介入によって返済拒否されるケースも増えて、現代の闇金は2000年代以前に比べて儲からなくなりました。

 

近年は闇金を廃業して他の詐欺ビジネスにシフトする業者が増えています。
代表事例は振り込め詐欺で、特殊詐欺の被害額は年々増加しています。流行している特殊詐欺業者のなかには元闇金も多く混ざっています。
闇金自体も元々詐欺行為だったため、同じ詐欺をするなら時代に合った方法を選ぶところが増えています。

 

page top